自由法曹団通信:1643号      

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加藤 健次 ※二〇一八年 福岡・八幡総会 〜 特集 〜
安倍9条改憲にとどめを!
福岡・八幡総会でお会いしましょう
前田 憲コ 二〇一八年福岡・八幡総会のお誘い
皆さん お待ちしています
國嶋 洋伸 半日旅行・一泊旅行へのお誘い
半日旅行・一泊旅行のお誘い
〜大陸・朝鮮半島との交易の歴史、
筑豊旧産炭地の史跡をめぐる旅〜
  福岡・八幡総会のご案内
日程のあらまし
中原 昌孝 *福岡・八幡総会に集まろう!福岡特集*
よみがえれ!有明訴訟
〜司法の歴史に汚点を残す請求異議福岡高裁判決〜
西 晃 土砂投入を許さない
八・一一沖縄県民大会に参加して
中野 直樹 遠野物語を釣る(一)



※二〇一八年 福岡・八幡総会 〜 特集 〜

安倍9条改憲にとどめを!
福岡・八幡総会でお会いしましょう

幹事長 加 藤 健 次

 異常な猛暑が続いていますが、お変わりありませんか。
 また、七月の西日本集中豪雨災害の被災地の皆様に対し、あらためてお悔やみとお見舞いを申し上げます。
 それにしても、通常国会では、安倍政権がいかに国民の命を粗末に扱っているかを浮き彫りにするものとなりました。とりわけ、豪雨災害の避難指示が出されている最中での「赤坂自民亭」と称して酒盛りに興じ、災害対策の陣頭指揮をとるべき国交大臣をカジノ実施法のために国会に貼り付けたことは、無責任の極みというほかありません。こんな安倍政権に、これ以上政治を任せるわけにはいきません。
 さて、総会のご案内を差し上げる時期となりました。今年の総会は、一〇月二一日から二二日(プレ企画二〇日)、福岡県八幡(北九州市)で行います。
 昨年来、団は、安倍9条改憲を阻止するために、三〇〇〇万人署名などの活動に全力で取り組んできました。今年の通常国会では、財務省の文書改ざん、南スーダン、イラクに派遣された自衛隊の日報隠し、裁量労働制をめぐる厚労省の文書改ざんなど不祥事が相次ぎ、首相自身が森友・加計疑惑で追及される中で、改憲の議論は進みませんでした。三〇〇〇万人署名は、一八〇〇万筆に達したといわれていますが、安倍9条改憲阻止の運動が大きな力を発揮したことは間違いありません。
 昨年の総会は、北朝鮮の核開発とミサイル発射実験をめぐって、金朝鮮労働党委員長とトランプ米大統領が軍事的挑発を繰り返すという緊迫した事態のもとで開催されました。(おまけに台風にも直撃されてしまいました。)その後、今年二月のピョンチャン五輪を機に平和的解決への流れが始まり、四月二七日の南北首脳会談、六月一二日の米朝首脳会談が開催されました。この平和の流れを逆行させず、朝鮮半島と東アジアの非核化、平和体制の構築を展望した運動が求められています。そのためにも、安倍9条改憲を阻止し、安倍政権を退陣に追い込むことは重要です。
 ところが、安倍首相は、この間の平和的解決の流れを無視するかのように軍拡を進め、最近「次の国会に改憲案を提出する」ということを言い出しました。安倍首相を先頭とする改憲派の執念を軽視することはできません。総会では、この間の情勢の劇的な変化と運動の成果を確認し、安倍9条改憲にとどめをさすための運動について、大いに議論しましょう。
 通常国会では、労働時間規制を取り払うに「高度プロフェッショナル制度」を一とする「働き方改革」一括法案が強行成立させられました。この制度の職場への導入を阻止するとともに、裁量労働制の拡大を許さない取り組みについて議論したいと思います。あわせて、労働時間の短縮、格差の是正、賃金の底上げなど、人間らしい労働と生活を実現するための攻勢的な運動についても議論しましょう。
 昨年の総会以降、東京地裁、京都地裁、福島地裁いわき支部などで、福島第一原発事故による被害救済を求める訴訟の判決が言い渡されました。被害の完全賠償を実現するための取り組みが重要な局面を迎えています。原発差止訴訟では、司法の役割を放棄する不当判決も出されていますが、こうした「逆流」を克服し、「原発ゼロ」を実現する取り組みについても議論しましょう。
 このほかにも、教育問題、貧困と社会保障の問題、市民の権利に関わる問題など、課題が目白押しです。様々な活動をになっていく団の組織的強化も重要な課題です。
 安倍政権を打倒するには、やはり市民と野党の共闘が要です。来年七月の参議院選挙を展望し、安倍政権を打倒しこれに変わる政治を切り開く野党と市民の共同をどのようにして発展させていくのかが問われています。ぜひ、全国から多数の団員、事務局に参加していただき、新しい政治と社会への展望を切り開いていく総会にしましょう。
 プレ企画と総会後の半日、一日旅行をはじめ、地元福岡支部は精力的に総会の準備に取り組まれています。ぜひ、全国から積極的にご参加ください。


二〇一八年福岡・八幡総会のお誘い
皆さん お待ちしています

福岡支部(副支部長) 前 田 憲 コ

一 はじめに
 北九州市で団総会が開かれるのはおそらく初めてのことだと思います。
 「北九州?大変だね、気をつけてね!」と言われたと、北九州に転勤して来た裁判官や検察官が歓迎会のとき決まって言います。数年経って、送別会のときには、食べ物が美味しく、自然も豊かで、弁護士の先生方も気さくで、楽しく過ごすことができましたと(きっと本音だなと思える表情で)これもまた決まって言うのです。
 本当かどうか、ぜひ、皆さんも、北九州に来て体験して下さい。
 新日本三大夜景に選ばれた皿倉山、千仏鍾乳洞や羊群原を持つ日本有数のカルスト台地平尾台、源平の「壇ノ浦の戦い」の舞台関門海峡、門司港レトロ、小倉城、いのちの旅博物館、松本清張記念館などの見所や玄界灘の海の幸をぜひ味わっていただければと思います。
二 北九州の団員
 北九州地域で活動する弁護士(福岡県弁護士会北九州部会所属の弁護士)は、福岡県弁護士会一二八九名中二一〇名です。そのうち四〇名(一九%)が団員です。仁比参院議員もその一人です。
 五〇年前に北九州第一法律事務所(現在の在籍弁護士数一五名)が設立され、その後、各行政区に地域事務所を設立しようと、事務所展開を行ってきました。
 地方議員との夜間法律相談会や民商、労働組合、民主団体と連携した法律相談会が、北九州の各地域で毎月約五〇回実施されています。各地域事務所の団員がその地域の民主勢力と連携しながら諸課題に取り組んできました。
 しかし、近年、各事務所の財政状況が厳しくなっていることも一つの原因でしょうが、団活動への結集が弱まりつつあるように思います。
 そのような問題意識から、「自由法曹団福岡支部北九州ブロック」の事務局会議を毎月開き、北九州地域での団員の活動課題、役割分担、団員拡大などにつき議論を深めるように努めています。
 今回、団総会が北九州で開催されることは、福岡団支部、北九州ブロックにとって、良い刺激になるだろうと期待しています。
三 プレ企画にもぜひご参加を
 一〇月二〇日のプレ企画は、「『勝つまでたたかう』〜集団訴訟の経験の縦断的・横断的共有を目指して〜」(仮題)という支部企画です。
 「勝つまでたたかう」(馬奈木昭雄弁護士古希記念出版)をもとに、福岡でおこなってきた、集団事件の経験の承継・共有化の取り組みを報告し、集団事件にどう取り組むか、どう承継してゆくかを熱く語り合えればと思います。
四 最後に
 沖縄県知事選挙後の、臨時国会最中の総会となります。沖縄の基地問題、安倍9条改憲問題をはじめとする諸課題に団がどう対応するのか、活発な議論が行われることと思います。
 総会成功のために、福岡支部あげて頑張りますので、宜しくお願いします。


半日旅行・一泊旅行へのお誘い

半日旅行・一泊旅行のお誘い
〜大陸・朝鮮半島との交易の歴史、
筑豊旧産炭地の史跡をめぐる旅〜

福岡支部(事務局長) 國 嶋 洋 伸

一 世界遺産・宗像大社(一泊ツアー・半日ツアーとも)
 昨年七月「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界文化遺産に登録されました。その世界遺産の中核を構成する宗像大社は、九州本土にある「辺津宮」、玄界灘一一キロメートル沖に浮かぶ大島にある「中津宮」、さらに四九キロメートル沖合の離島・沖ノ島にある「沖津宮」からなる三女神系の総本宮です(有名な厳島神社も宗像大社の「支社」です)。古くから航海の安全を祈る場所で、今でも大方の福岡の人々は「あぁ『交通安全』の神様ね。」と理解しています。
 この三つの宮を結んだ直線上に朝鮮半島の釜山があります。四世紀ころ、百済との関係強化を望むヤマト朝廷が、航海技術に長けた海人族(宗像氏)と結んで、鉄器や陶磁器、銅鏡や勾玉など、古代朝鮮の先進的な文化を命がけで持ち帰るために海を渡ったルートそのものが自然崇拝の対象になったと考えられています。
 とりわけ「海の正倉院」とも呼ばれる絶海の孤島・沖ノ島から出土した八万点の交易品(すべて国宝)の一部を展示する神宝館が見学の目玉です。島は神職以外の一般人の立ち入りが禁忌とされ、「一木一草たりとも持ち出すべからず」とされる門外不出の貴重な交易品を見学することができます(過去一度だけ東京国立博物館に貸し出されたことがあるそうですが、今後は「もう出さない」そうです)。
 この辺境ともいえる地にある宗像大社が今なお高い格式を与えられているのは、とりもなおさず、ヤマト朝廷がこの島国で王権を確立していく上で、大陸および朝鮮半島との親密な交流が不可欠であったことの表れです。昔も今も「東アジアの玄関口」である福岡の地で、あらためて地域の連帯と平和の問題を考えていただく機会になれば、と思っています。
 なお昼食は、海沿いの食堂で、玄界灘の名物・イカの活き作りなどをお召し上がりいただく予定です(ただし海が荒れると活イカは獲れなくなるので悪しからず)。
二 筑豊の旧産炭地めぐり(一泊ツアーのみ)
 明治維新以降の日本の産業をエネルギーの面から支えた筑豊の旧産炭地の史跡を巡ります(バス車中では筑豊じん肺訴訟弁護団の原田直子団員がスペシャルガイドとして裁判の闘いの歴史などをお話ししますのでお楽しみに!)
 まず、飯塚ではNHKの朝ドラでおなじみ歌人・柳原白蓮の夫、炭鉱王・伊藤伝右衛門邸を見学します。麻生、安川らと同様、炭鉱事業で財をなし、その夫人のために贅の限りを尽くして建てた炭鉱王の邸宅や日本庭園をご覧下さい。
 「黒いダイヤ」と呼ばれた石炭によって、繁栄した当時の筑豊地区の史跡と現在の街の衰退ぶりを対比すると、国家によるエネルギー政策の功罪を深く考えさせられます(原発立地自治体もいずれこうなってしまうのでしょうか)。
 その後は田川にある石炭・歴史博物館を見学します。この博物館は炭鉱跡地に建てられたもので、盆踊りでおなじみの「炭坑節」誕生の地です。一般には「三池炭鉱の〜」と唄われますが、オリジナルはこの田川の炭鉱を唄ったもので、今も「あんまり…高い」と唄われた煙突が残されています。ここでは、石炭採掘の歴史や炭鉱労働者たちの仕事・暮らしの様子をリアルに学ぶことが出来ます(筑豊じん肺訴訟の記念碑もここに建てられています!)。
 特に、自らも子供時代から炭鉱で働き、坑内作業の移り変わりや労働者の暮らしぶりを描き続けた画家・山本作兵衛のコレクションは必見です。頻発する坑内事故(ガス爆発や落盤)の恐怖にさらされながら、家族を養い、生活の糧を得るために劣悪な環境下で働く労働者の生きざま。働く者の権利と命や健康を守ることの大切さをあらためて思い知らされます。
 お泊まりは福岡の奥座敷・脇田温泉(宮若市)の楠水閣になります。緑豊かな山里にある湯量豊富な温泉宿です。館内を流れる川のせせらぎを聞きながら日頃の疲れを癒やして下さい。
三 おわりに
 九州の他県に比べて観光地の少ない福岡で、もっぱら観光と言えば中洲や親不孝通りといった繁華街が有名ですが、それとはまた一味違った歴史的「福岡」をお楽しみいただけると思います!


福岡・八幡総会のご案内
日程のあらまし

《プレ企画》 
一〇月二〇日(土)  午後一時〇〇分〜五時(予定)

@福岡支部企画
「勝つまで闘う
  〜弁護団事件の経験をどのように継承するか」(仮題)

 公害、労働、薬害などの弁護団事件の先輩たちの経験をどのようにして、中堅・若手に継承していくべきかを討論したいと思います。
 アドバイザーには馬奈木昭雄団員・高橋謙一団員を予定しています。
 その他に、若手からのレポートも予定しています。
 被害を捉える視点、運動論、弁護団の活性化、裁判所とのかけひき、世論づくりなど、幅広く討論したいと思います。

《総会第一日》
一〇月二一日(日) 午後一時〇〇分〜五時〇〇分(予定)

 開 会  午後一時〇〇分
 全体会  午後一時〇〇分〜二時四五分
        来賓挨拶/古稀団員表彰/議案の提案/
        財政報告/議案討議
 分散会  午後三時〇〇分〜五時〇〇分

《総会第二日》
一〇月二二日(月) 午前九時〇〇分〜午後〇時三〇分(予定)

 分散会  午前九時〇〇分〜一一時〇〇分
 全体会  午前一一時一五分〜午後〇時三〇分
      議案の討議/活動方針/決算・予算案/決議提案/
      入団承認/新役員選出選挙/新旧役員紹介・挨拶
 閉 会  午後〇時三〇分

会 場
アクティブリゾーツ 福岡八幡

〒八〇五・〇〇〇二
 福岡県北九州市八幡東区枝光一ノ一ノ一
 電話 〇九三・六六二・一〇二〇(代)

古稀団員の表彰
 本年、古稀を迎えられる団員は左記の方々です。
 当日の表彰については、ご出席いただいた方を対象とさせていただきます。
 ご出席されなかった方へ後日、表彰状・記念品等をお送りいたします。(北から支部順・敬称省略 計 三五名)

北海道支部 崎  裕子
北海道支部 藤本  明 
宮城県支部 鹿又  喜治
群馬支部  白井  巧一
群馬支部  嶋田  久夫
埼玉支部  細田  初男
千葉支部  大槻  厚志
千葉支部  蒲田  孝代
東京支部  小池 振一郎
東京支部  弓仲  忠昭
東京支部  小笠原 彩子
東京支部  平野  大
東京支部  服部  大三
東京支部  上野  廣元
東京支部  清水  洋 
新潟支部  味岡  申宰
静岡県支部 伊藤  博史
愛知支部  竹内  平 
愛知支部  甲村  和博
愛知支部  岩崎  光記
三重支部  村田  正人
富山県支部 山本  直俊
京都支部  森川  明 
京都支部  南部  孝男
京都支部  宮本  平一
兵庫県支部 小沢  秀造
大阪支部  伊賀  興一
大阪支部  石田  法子
大阪支部  出田  健一
広島支部  津村  健太
広島支部  井上  正信
四国総支部(高知県)戸田  隆俊
福岡支部  高木  健康
福岡支部  辻本  章 
大分支部  神本  博志

交通のご案内
JR鹿児島本線「枝光」駅から徒歩で約8分

※別紙、各種案内をご参照下さい。
・団体航空便
・貸し切り送迎バス
・福岡空港から送迎バス以外の鉄道ルート
・各地からの空路
・新幹線

参加費用
@ プレ企画・総会参加費(全日参加)     四五、〇〇〇円

   (二〇〜二二日の会議、二泊、二夕二朝食付)
A プレ企画参加費              二五、〇〇〇円
   (二〇日の会議、一泊、一夕一朝食付)
B 総会参加費                二五、〇〇〇円
   (二一・二二日の会議、一泊、一夕一朝食付)
C プレ企画会議のみ参加(夕食なし・宿泊なし) 五、〇〇〇円
D 総会会議のみ参加  
(夕食なし・宿泊なし) 五、〇〇〇円
(@〜Bのプレ企画・総会とも、参加費には会場費、資料代、会場設営費等を含みます。CDの会議のみの参加については、プレ企画と総会にわけてあります。各参加の場合は、合計一〇、〇〇〇円となります。(いずれも会場費・資料代込みの金額です。)

家族、子どもの参加費用
 ご家族と共に参加される場合、食事(大人と同じ食事かお子様用の食事を用意するかによっても変わります)の要否に伴って金額が変わります。
@大人(配偶者等、会議に参加されない場合)
  参加費 一泊につき、一七、〇〇〇円(夕一朝食付)
A子ども(大人と同じ食事の場合/小学生以上)
  参加費 一泊につき、一二、〇〇〇円(夕一朝食付)
B子ども(お子様用の食事の場合)
  参加費 一泊につき、 九、五〇〇円(夕一朝食付)
C幼児(三歳未満、食事・ベッドの用意なし)
  参加費 〇円(申し込み用紙へのご記入はお願いします。)

総会出欠表(申し込み方法)
 同封の「総会出欠表」に必要事項を記入していただき、
九月末日までに出席者一名に付き一枚の用紙でFAXにて富士国際旅行社宛送信して下さい。必ず所定の用紙での回答をお願いします。
 また参加費についても同日までに振り込んでいただくようお願いします(当日現金での取扱いはいたしません)。
 ホテルは、四〜五人部屋での宿泊が基本になります。二名での宿泊をご希望される場合には、チャージ料が別途必要になります。
 あらかじめご了承下さい。
*ツインチャージ料 一泊二名ご利用一室、六四八〇円
 なお、部屋数に限りがありますので、富士国際旅行社へお問い合わせ下さい。その上で「総会出欠表」にその旨記入し、お申し込み願います。
 キャンセルの場合、原則として宿泊当日の七日前からキャンセル料がかかりますのでご了承下さい。キャンセルの精算は、総会終了後にさせていただきます。

★参加申込の送り先・参加費の振込先は、
ともに富士国際旅行社宛にお願いします。
振込先

三菱UFJ銀行 新宿通支店
普通 2580145
名義 (株)富士国際旅行社

 お振り込みの際には弁護士の肩書きはつけずにお振り込みください。(字数の関係で記帳印字が途中で切れてしまい、送金者の確認ができなくなってしまいます。)
 また事務所で一括入金される場合は、別途内訳一覧表についてもFAXで富士国際旅行社宛にお送り下さい。

昼食について
 プレ企画・総会第一日目へ参加をされる方の昼食につきましては、事前に済ませて頂くか、空港・駅での購入をお勧めいたします。(ホテル内のレストランもご利用頂けますが一五〇〇円程かかり、複数での利用となると、多少の時間は掛かりますのでご承知下さい。)
※ホテルから徒歩一〇分程のところに、コンビニエンスストアがあります。

保育室の設置について
 福岡支部のご協力により、保育所を設置する予定です。ご希望の方は「総会出欠表」用紙の該当欄に必要事項をご記載下さい。手配の都合上、お早めにお申し込み下さい。
 保育料は、利用される参加者一人あたり三、〇〇〇円です。宿泊数・お子様の人数にかかわらず一律として、差額については団本部で負担します。
 なお、保育可能なお子さんは、保育士さんの都合で一歳児以上(未就学児まで)とさせていただきますのでご了承下さい。

各地からの配布資料
 一〇月一九日(金)午前中には必着で、前記「アクティブリゾーツ 福岡八幡」へ直送して下さい。
 備考欄に、必ず自由法曹団宛と記載し「プレ企画会議配布資料」、「総会配布資料」、「販売用書籍」等、資料の種類もわかるように明記して下さい)。

 同日午後に現地ホテル内会場にて配布資料の袋詰め作業を予定しております。
 総会参加者に配布する資料の必要部数については、当日の参加者数にもよりますが、現段階で団本部では三二〇〜三五〇部を予定しております。配布物を予定されている方は、印刷部数が確定される一〇月一〇日以降に団本部にお問い合わせ下さい。
 A3・B4サイズのものについては半分に折り、数枚におよぶものについては一セットにしたものでお送り下さい。各地から大量の資料が会場に届きますので、すぐに袋詰め作業ができる状態でお送り下さい。ご協力をよろしくお願いします。
 また、送付する資料は、整理・管理の必要上、事前に文書にて団本部までFAXにてご連絡下さい。
※ やむを得ず当日持参される場合は、右同様の要領・指定サイズで必要部数をご持参下さい。この場合の配布は全体会開会後となります。

入団の申し込み
 各支部・県の事務所で、登録される予定の新人の方には、早めに参加確認をとっていただき、「総会出欠表」の締切日九月末日までに総会出席の確認をお願いします。
 また、入団申込書が必要な場合は、所属事務所から団本部までご請求下さい。できるだけ事前に団本部へ郵送して下さい。
 間に合わない場合は、取り急ぎ、FAXでも結構ですので、お送りいただき、総会当日までに原本をお届けください。
 自由法曹団の紹介には、改訂版「自由法曹団への招待」をご活用下さい。団本部にご注文いただければ必要部数をお送りいたします。

書籍販売
 販売用書籍については、北九州書店に委託販売を引き受けていただきました。委託をご希望の方は直接、北九州書店(松井さん)までご連絡下さい。
 ※ご連絡後、委託販売書籍を総会会場の「アクティブリゾーツ 福岡八幡」へ送る際は、荷物の外から見える場所に『自由法曹団福岡・八幡総会、販売書籍用』と必ず明記してお送り下さい。
書店名 北九州書店(松井さん)
住 所 〒八〇〇・〇二五三
電 話 〇九三・四七三・四三四〇 FAX 〇九三・四七三・四三四一
※「留守電が多いため、FAXの方が便利です。」との事です。

オプショナルツアー
 総会終了後の二二日(月)午後からの半日コース、翌日までの一泊コース、二つのオプショナルツアーを企画しています。

@ 半日コース(二二日)
行程の詳細・申込みは、別紙を参照
費 用  九〇〇〇円 
定 員  四〇名(最小催行人数二〇名)

A 一泊コース(二二・二三日)
行程の詳細・申込みは、別紙を参照
費 用  三八、〇〇〇円 
定 員  三〇名(最小催行人数一五名)

申込の締切(@Aとも)九月末日
 別紙の総会出欠表「オプショナルツアー申込欄」に必要事項をご記入の上、富士国際旅行社へ直接お申し込み下さい。
 旅行代金の振込先は、前記(総会参加費の振込先)と同じです。
 催行決定後のキャンセルについては旅行社規定のキャンセル料がかかりますのでご了承下さい。
 株式会社 富士国際旅行社(担当 小野寺さん・谷藤さん)
  電 話 〇三・三三五七・三三七七
  FAX 〇三・三三五七・三三一七


*福岡・八幡総会に集まろう!福岡特集*

よみがえれ!有明訴訟
〜司法の歴史に汚点を残す請求異議福岡高裁判決〜

福岡支部  中 原 昌 孝

 二〇一八年七月三〇日、福岡高裁は、国が提起した請求異議訴訟の控訴審において、開門確定判決に基づく強制執行は許さない、強制執行を停止するとして、確定判決をひっくり返すという前代未聞の判決を言い渡した。
 「よみがえれ!有明訴訟」とは、二〇〇二年に有明海沿岸の四県の漁民が、国営諫早湾干拓事業によって諫早湾が閉め切られたことにより、甚大な漁業被害を受けたため、潮受堤防の排水門の開門を求めて提起した訴訟等の総称である。
 佐賀地裁は、二〇〇八年六月二七日、三年間の猶予期間の後に五年間の開門を命じる画期的な判決を言い渡し、その判断は二〇一〇年一二月六日の福岡高裁判決でも維持され、上告なく確定し、有明海再生に向けての希望の光となった。
 しかし、その後、干拓地の営農者等から開門差止仮処分・訴訟が提起され、国が確定判決を守らないという憲政史上初めての事態が生じた。そのため、勝訴漁民らは、間接強制により国に対し確定判決の履行を迫り、その決定は最高裁でも維持されていた。
 これに対し、国は、二〇一四年一月九日、請求異議訴訟を提訴したが、一審佐賀地裁は、同年一二月一二日、請求異議を認めない判決を言い渡した。国は控訴し、その控訴審において初めて、確定判決が開門請求権を認める前提となった漁業権が一〇年で消滅したなどという請求異議事由を新たに追加した。
 福岡高裁は、二〇一八年二月二六日に請求異議訴訟を結審し、結審後、勝訴漁民らに対し、請求異議訴訟での敗訴と間接強制金の返還を示唆した上で、国が提示する一〇〇億円の基金案が「唯一の現実的な方策」として、開門を前提としない基金案での和解を迫ったが、弁護団では、有明海再生の道は開門にしかないという確信のもと、和解を拒否し、判決日を迎えた。
 今回の不当判決において、福岡高裁は、漁業権が免許から一〇年が経過した二〇一三年八月三一日で消滅しており、再設定後の漁業権は別箇の権利で法的な同一性はないと判断して、国の請求異議を認めた。
 しかしながら、勝訴漁民の所属する各漁協には長年漁業権の免許が出されており、二〇一三年九月一日にも一分、一秒も間断なく従前と同一の漁業権が免許されているのであるから、今回の判決の漁業権に関する解釈は、実態と著しくかけ離れたものである。
 また、確定判決が認めたのは飽くまで開門請求権の存在であり、その請求権の存否に何らの変化もないことから、「漁業権消滅」などというのは本来民事執行法上の請求異議事由たり得ないものである。
 さらに、今回の判決に従えば、漁業被害に対する妨害排除・予防を求める裁判で勝訴したとしても、免許期間内に履行されなければ、再度裁判を提起しなければならなくなってしまう(特に、確定判決で付された三年間の猶予期限は二〇一三年一二月二〇日までであったことから、今回の判決の理屈によると確定判決自体無意味な判決であったことになる)のであり、加害者である国のごね得を許す極めて不正義な判決である。
 今回の判決は、司法が行政と一体となって、一度自らが認めた確定判決による権利を奪うもので、裁判制度そのものを否定し、三権分立を定めた憲法にも反する、司法の歴史に汚点を残す不当判決といえる。
 弁護団は、今回の不当判決に対し二〇一八年八月一〇日に最高裁に上告・上告受理申立を行った。他方、現在、干拓営農者二社が、逆に潮受け堤防閉切よりカモ食害等の被害を受けているとして、国等に対し開門を求める訴訟が長崎地裁に係属しており、弁護団としては、このような営農者とも連携して、引き続き、農・漁・防災共存の真の解決に向けて、取り組んでいく決意である。


土砂投入を許さない
八・一一沖縄県民大会に参加して

大阪支部  西     晃

 八月八日、翁長知事死去という悲しい出来事のあと、台風接近で開催自体も危ぶまれた八・一一沖縄県民大会。翁長知事への感謝と追悼の気持ちと、その遺志を引き継ぐ強い想いで参加して参りました。
 一一日午前九時に沖縄県庁に赴き、県庁前で翁長知事に黙祷をささげました。その県庁前駅からモノレールで会場に向かいましたが、もうどの列車も超満員、列車に乗れない人が駅にあふれていました。
 会場近くでは、続々と人の波。中部・北部からのチャーターバスも続々と。最終的には会場に入りきれない人も含めて、なんと七万人(主催者発表)もの参加となりました。   
 私は昨年(八・一二)の同じ場所での四万五千人参加の県民大会も参加していますが、明らかに今年は出足が違いました。
 会場では自由法曹団の旗を掲げた仲山団員、新垣団員、大阪から移籍の高木団員のお顔も、そして東京、神奈川からも団員の姿が・・・・。 
 大会開始前、会場では、今年の沖縄慰霊の日(六月二三日)での翁長知事の平和宣言での挨拶の肉声が流されました。このあたりからぽつぽつ降り始めた雨の中、私も含めみなさんじっと聞き入り、あちこちからすすり泣く声が・・・。
 午前一一時、黙祷のあと大会開始。壇上には翁長知事の椅子も用意され、そこには知事がかぶるはずだった青い帽子が置かれました。
 時折激しく振り込む雨の中、びしょびしょに濡れながら、各界・各代表からの決意を一言も聞き逃すまいという一時間でした。
 挨拶の中で謝花喜一郎副知事は、八月四日に翁長知事と面談した際の言葉(県民の負託に応えるというのは辺野古承認「撤回」である)を引用し、「県政を預かるわれわれとして、辺野古に新基地は造らせないという翁長知事の強く熱い思いを受け止め、引き続き毅然と判断していく」との姿勢を示されました。
 最後に大会参加者全員で「辺野古新基地建設NO!」「県民はあきらめない」のメッセージカードを高らかに掲げました。もちろん壇上の翁長知事と一緒に!
 悲しみを乗り越え、新たなオール沖縄の出発となった八・一一県民大会でした。
(大会追記・・八・二七現在の情勢)
 前倒しとなった沖縄県知事選は九月三〇日で決まりました。後継候補者は玉城デニー氏で決まり、自公候補との事実上の一騎打ちの公算です。予想通り相手候補は辺野古の「へ」にも触れない争点隠し選挙で乗り切ろうという戦法です。
 八月一七日に土砂投入という国の姿勢ですが、国は、知事選への影響を考慮して、(知事選終了までの)土砂投入見合わせたという策略です。いうまでもなく選挙が終われば直ちに工事再開を見越しての県に対する陽動作戦です。
 沖縄県は国の動向をもう少し見据えるということで、八月二六日現在辺野古承認「撤回」を見合わせております。なお仲井眞前知事がなした承認に対する承認「撤回」に向けた行政手続(告知聴聞の機会)は既に終了しています。また翁長知事の職務代理者である謝花副知事が撤回することについても、法律上全く支障はありません。現時点で、沖縄県はいつでも撤回(行政命令)が可能です。タイミングを計るギリギリの神経戦は続いています。
 なお、沖縄ではこの知事選の前(九月九日)に名護市議会議員選挙があり、一〇月二一日には那覇市長選もあります。また玉城さん辞職に伴う衆院補選ですが(当初一〇月二八日予定)、一票の格差を巡る訴訟継続中で、実施されない見通し(当面欠員になる)です。
 いずれにしても、まさに天王山となる九月三〇日沖縄県知事選です。大阪で活動する私も、自分にできることをしっかりとして行きたいと思います。共に頑張りましょう。 


遠野物語を釣る(一)

神奈川支部  中 野 直 樹

岩魚庵から遠野へ
 岡村親宜弁護士が岩魚釣りの拠点として岩手県稗貫郡大迫町に茅葺き屋根の古民家を手に入れて庵主となったのが一九九一年。そこを根城に故大森鋼三郎さん等とのめり込んだ山釣りの旅のエッセイ集「岩魚庵閑談」をつり人社から刊行したのは二〇〇〇年であった。〇九年七月、大森さんがガンで急逝し、それから九年経った。
 岩魚庵から車で一時間弱走ると、遠野盆地の美しい田園風景を見下ろす峠道を下る。遠野というと柳田国男の「遠野物語」が人々を誘う詩情の源泉となっている。口で伝承されてきた世間話を民話として収拾し、文字化した民俗学の草分けとなった文学だった。柳田が遠野に滞在しながら聴き取ったものかと考えられがちであるが、実際は、農商務省に勤めていた高級官僚であった柳田が、東京で、遠野の富裕家出身の早稲田の学生・佐々木喜善と出会い、彼が成長期に聞かされてきた山村の語りを聴き取り、「物語」として昇華させていったものである。柳田が初めて遠野を訪ねたのは明治四二年だった。東北線花巻駅まで一三時間、花巻駅から遠野まで人力車で八時間、気の遠くなるような旅の時間を要した。
遠野の山
 遠野の人々が崇めてきた山は北上山地の名峰・早池峰山だ。「はやちね」の耳感が美しく、日本のエーデルワイスと称されるハヤチネウスユキソウがまた山の魅力を上昇させている。岩魚庵の床の間には、故向武男弁護士(東京南部法律事務所)が撮られたこの花の写真が額に入れて飾られている。岡村さんが釣り目的以外に山登りをすることはまずないと思うが、向弁護士がハヤチネウスユキソウを撮影したいと早池峰山に登られたときには、岡村さんが宿の主と案内人を務められた。この写真をみていた私も本物を見たくなり、東日本大震災の年の七月、快晴の早池峰山に登った。ウスユキソウは東北のあちこちの高山の頂上付近の岩場で見られるが、もっとも大きな花をつけるのがハヤチネウスユキソウである。私がこのとき撮った写真は岩魚庵の飾りにはなれなかったが、自分の事務所ニュースの表紙として世に出た。
遠野の川
 遠野盆地を猿ヶ石川が流れる。早池峰山の真向かいにある薬師岳の中腹を源流とするこの川の氾濫が盆地の沃土を堆積させ、この川の堰から分流された農業用水路が曲がるところに淵をつくっている。この淵から河童伝説が生まれた。遠野物語が河童を世に送り出し、黄桜CMの初代清水昆、二代小島功の手になるお色気のある河童一家がイメージをつくった。
 猿ヶ石川は上流部が有名な毛鉤やフライフィッシングのフィールドである。最後の集落である上附馬牛・大出に早池峰神社が歴史を感じさせるたたずまいを見せている。あらゆる災いを清流に流してくれる災難厄除の女神を祭っているという。
 七月六日午後、梅雨空を気にしながら中野がハンドルを握る岡村パジェロが右手に神社を見て、山道に入った。猿ヶ石川の源流部は幾筋にも分かれており、私は岡村さんの指示に従いながらハンドルを切った。林道は沢沿いにつけられ整備もされている。ある堰堤のところで車を止めた。
見えるイワナに遊ばれて
 私が堰堤から上、岡村さんが林道を少し歩き下り、堰堤まで釣り上がることとなった。一三時から一五時過ぎまでの二時間少々だが、イワナとだけ向き合うひとときである。これが、なぜこんなところまで足を伸ばしてと不思議がられる釣り人の心の核心である。
 谷は両岸辺の木々の濃密な広葉樹に被われ、曇り空のこともあり、差し込む光が乏しい。背後に妖怪がでてきそうな霊気も感ずる心理となる。岡村さんは餌釣りであり、その餌は現地の川で調達するという哲学をもつが、岡村さんの経験でもこの谷は餌となる川虫が獲れないそうである。そこで、来る途中の雑貨店で立派なミミズを買ってきた。
 ざら瀬や大きなプールのような箇所が多く、しかも水量が少ないために、そっと餌を投ずることのできるポイントが少ない。イワナがわが足音や影を察知し、安全地帯の淵に逃げ込む姿が見える。このときのイワナの姿は大物に見え、その都度、しまった、を繰り返した。しかも、このようにイワナに走られると、淵に潜むイワナも何事かと警戒心をもち、餌に食いついてくれないのである。食欲のわくはずのミミズを流すとスッとイワナが寄ってきて鼻先で生き餌かどうか確認するような仕草をするが、そこ止まりである。一五分ほど、じりじりとした空振り続きで、上流に向かった。(続く)