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近藤 ちとせ

*長崎・雲仙総会報告/特集(その4)*
事務局次長就任のごあいさつ

角銅 立身

「みる」と「みえる」の一泊旅行とプレシンポ

佐々木 登美子 九州一泊旅行雑記
近藤 幸夫 消防職員自主団体に対する妨害差止等請求訴訟について
笹本  潤 沖縄の基地反対県民集会
〜海外からの熱いメッセージ〜
杉本  朗 団通信はあなたを待ってます!
鷲見 賢一郎 二〇〇九年一二月拡大常任幹事会のご案内
鷲見 賢一郎 米軍普天間基地・辺野古調査と二〇一〇年一月拡大常任幹事会のご案内



*長崎・雲仙総会報告/特集(その4)*

事務局次長就任のごあいさつ

神奈川支部  近 藤 ち と せ

 皆様、初めまして。私は、五七期で、神奈川県横浜市の横浜合同法律事務所で弁護士として活動しております。

 事務所に入ったときから、自由法曹団には入団しておりましたが、弁護士となって一・二年目のころは、自由法曹団との接点は、総会と五月集会にリスナーとして参加するという程度でした。

 三年目が過ぎた頃から、神奈川支部での幹事会に顔を出すようになりました。神奈川支部の幹事会は、おじ様達の参加が多く、しかし、いつも元気に情勢について語り合い、その情勢に応じて具体的な行動に出ている様子が、私としては活気があって楽しい会合でした。毎回集まるごとに「今度は何をしようか」「どのビラを撒こうか」「どこへ申し入れに行こうか」等と具体的な行動に結びつけていくことは、地域的な活動であるとはいえ、やりがいを感じて参りました。

 そして、弁護士としてもうすぐ五年という今年の五月ころ、本部での事務局次長をやらないかという打診を頂きました。

 団本部については、私の事務所の兄弁である、阪田勝彦弁護士が、前々期に事務局次長を務めておりましたが、私からすれば非常に優秀な兄弁が、事務局次長として走り回っている姿を見て、自分には到底つとまらないだろうと思っておりました。そのため、今年の春、次長のお誘いを頂いたときには、正直なところ、かなり躊躇も致しました。

 しかし、前次長の神原元先生から、「団の活動は好きなんでしょ」「それなら近藤さんも(自分と同じ歳で)若くないから、やるなら今じゃないの」「団本部はおもしろいよ、いろんな人に会えるよ」等と誘って頂き、「あまり考えずにやりたいことをやろう」と思い、お受けすることを決めました。

 現在、神奈川では、他の支部と同様に非正規社員切りの嵐が吹き荒れており、私も、日産自動車による非正規社員解雇事件等に参加させて頂いています。また、建設労働者の中でのアスベスト被害について国と企業の責任を問う、建設アスベスト訴訟にも弁護団として参加しています。

 これらの事件のよりよい解決の為にも、労働事件や、環境事件にも多くの知識と経験を積まれた団の先生方になるべく多くお会いして、ご教示願いたいのと同時に、現在、全国で起きている多くの問題に目を向け、自分が何をできるかを考えて活動していきたいと思っております。

 どうか宜しくお願い致します。



「みる」と「みえる」の一泊旅行とプレシンポ

福岡支部  角 銅 立 身

 「よみがえれ――有明」と墨書し、むつごろうと波形を書いたTシャツ姿で、しんぶん赤旗のひと欄の河西団員(佐賀県)と馬奈木団長(福岡県)の有明訴訟の提訴(二〇〇二年七月)からをみている私は、一泊旅行で現地の異様な長さの海中堰堤と、排水門扉を見た。内側には干拓した農地が広がっている。現地の説明では、原告の人たちが熱心に説明してくれるのだが、ストンと落ちない。二〇〇八年佐賀地裁の開門判決と公金支出差し止め長崎地裁の敗訴判決との関連と、去る八月三〇日選挙での自公政権敗退によるみなおし等々、提訴に携わっている団員の説明がないからだと、納得せざるを得なかったのは残念至極。

 現地事務所の広報室では、開門反対のシュプレヒコールで、原告ら以外の全地域で完成工事賛成ポスター。

 翌日の佐世保軍港のすみからすみまでを一望できる公園、侵入者をカメラ監視する港の際の道路上での六期目の共産党議員の、戦前戦中戦後の再軍備を支える軍事施設と、長崎造船を支える城下町の実態についての説明には納得。

 一泊の平戸島のホテルには、一九期団員の小泉(福岡)、相良(長崎)、井貫(千葉)、吉原(滋賀)と合流、一泊組の一四期の近藤忠孝(京都)、陶山和歌子(神奈川)、一七期の松井繁明(東京)と私(福岡)など、常連の千葉の守川幸男団員などでたのしい会食と議論で交流ができた。

 かっての自由法曹団総会での一泊旅行には、団長はじめ大先輩の方々も数多く参加し、一次会は勿論、二次会では老・幼の各団員が頼まれれば戦前の治安維持法化の状況や、法廷の裁判官席の上には菊の紋章の設置、弁護人席と裁判官席には段差があるのに文句をつけて、下げさせたなどなどの話が聞けたものでした。

 今回のプレシンポの原爆訴訟では、貴重な体験と経験を各団員に伝えることができた。すなはち、私は原爆松谷訴訟の二審判決(裁判長は司法研修一七期)は、「残留放射能の放射線量の測定システムDS八六および、閾地理論について『そのまま適用すれば発症しないはずであるにも拘らず、二キロメートルを超える被爆者にも脱毛などの急性症状が生じたとされており、且つその割合が爆心からの距離と、相関関係があることが明らかになったとされている』として、その絶対的尺度のDS八六自体を、そのまま適用することを躊躇させる要因となるというべきであると認定」する原審での判断を、より具体的に進化させているとの意見を発表し、その裁判長が、通常の任期が来ないのに千葉家庭裁判所の所長に栄(?)転させられている事実を、松川事件の最高裁差戻し審の、仙台高裁の全員無罪判決を言渡した門田実氏とおなじ最高裁の人事であると話した。

 団員のみなさん、団総会でのプレシンポと一泊旅行には、老・中・若の膝を交えた交流と、人間関係ができるので、よい場所を選び、選んでください。



九州一泊旅行雑記

北横浜法律事務所  佐 々 木 登 美 子

 団の長崎・雲仙総会に参加しました。一昨年の阿蘇の五月集会以来の九州路でした。

 団の行事への参加で最大の楽しみは一拍旅行への参加です。今回は、諫早湾の潮受け堤防を見学して、宿泊は平戸でした。長崎県の南の雲仙から北の平戸までのバスでの移動は大変でした。平戸には遅い到着でした。遅い到着にもかかわらず、宿の皆様には笑顔で接していただきました。

 遅く始まった宴会でしたが、歌なども出て非常に盛り上がりました。最後は、みんなで肩を組んで歌を歌ったことなど、たくさんの思い出が出来ました。

 翌日は、聖フランシスコ・ザビエル聖堂を訪れました。帰り道の石段を下りる途中で後ろを見上げると、聖堂と寺院が隣合わせで、景色によくなじんでいるのが素敵でした。

 その後行った佐世保の米軍基地では、緊急時に軍人が早く基地に集結できるように、高速道路が基地のゲートに直結するように建設されていることや、基地のゲート前の横断歩道に沿って引かれた黄線の内部に立ち入ると、基地への無断進入とみなされる等。地域の生活者の都合より、米軍優先になっていることに驚きと憤りを感じました。

 自衛隊の資料館も少しの時間でしたが、見学しました。“事業仕分け”でも話題にのぼったように、入場無料でした。たくさんの展示品と写真がありました。

 長崎の南は雲仙から北の平戸へ。平戸から長崎市内へと移動の多い旅でしたが、思い出深い二日間でした。



消防職員自主団体に対する妨害差止等請求訴訟について

岡山支部  近 藤 幸 夫

 本件は、消防職員による自主組織の活動に対する、当局からの妨害行為について、その違法性を問うた訴訟(慰謝料・妨害差止め請求)である。

 岡山県東部の東備消防組合(職員数九五名)の職員十数名が、平成一三年に東備消防職員協議会を結成した。当日、消防長に対し要望書を提出したが、その日以来、協議会会員らに対し種々の嫌がらせ・差別的取扱等が継続した。

 例えば、消防フェスティバルの班長から外したり、決定済みの救急救命士研修への派遣を取り消したり、また、管内自治体の長らに対し、会員を中傷する申し入れなどなした。会員のパソコンを密かに開き、会員の名簿を把握し、一気に会員に対する攻撃を集中するなどもした。

 中心会員三名に対しては、司令補昇任試験において数年間不合格とされる事態もあった。同年代の一〇名の同僚らは、誰一人として一度の不合格にもなっていない。原告ら中心会員の勤務態度、人間性、職員としての能力等について同僚らは陳述書等で評価し、被告らも全く反論をなしえていない。

 協議会は、県消防課に対する申し入れ、人事委員会への措置請求など懸命に頑張ったが、ついに平成一七年、会員職員二名でもって慰謝料請求および嫌がらせ差し止めの請求の訴訟をなし、次いで協議会を原告として同様の第二次提訴をなし、後に併合された。

 去る一〇月一五日、一審は、嫌がらせの違法について証拠が十分でないとして請求を棄却した。原告らはただちに即日控訴し、控訴審で争っていく状況にある。

 結成から八年、提訴から三年であるが、職場状況は徐々に変わりつつある。原告らの頑張りに対する特に中堅・若手からの理解・共感が再び拡がり、一審敗訴にも関わらず、若手職員が嫌がらせについての具体的陳述書の作成に応ずる状況すら生まれている。

 折しも、総務省が、消防職員の団結権について見直しを指示した。消防職員の自主活動、さらに職員組合の団結権獲得に向けた活動は、今が正念場となっている。

 本件は、提訴段階で地方公務員法五二条五項の消防士職員団結権禁止規程の違憲・無効を主張するか悩んだ。客観的には、批准条約について、憲法九八条二項(同二八条)から、客観的には条約に違反し、憲法に違反するものとして地方公務員法五二条五項の効力は停止している、と考えるべき問題であるが、その点については敢えて避けた。

 しかし、上記のとおり、もはやこの問題を先送りすべき時期にはない。全国的に地方公務員法五二条五項の条約違反、違憲・無効を主張する多様な取り組みがなされることを期待したい。東備消防の原告らにおいても、その用意があることを報告申し上げたい。



沖縄の基地反対県民集会

〜海外からの熱いメッセージ〜

東京支部  笹 本   潤

 一一月八日に沖縄で米軍普天間基地の返還と辺野古への新基地建設・県内移設に反対する沖縄県民大会が開かれましたが、この集会に連帯して海外でも米軍基地の撤去を求める集会が開かれました。ニューヨークで同日、アジア太平洋地域から米軍基地撤去を求める集会が開かれました。核廃絶の運動でも有名なアメリカンフレンズ奉仕委員会のジョセフ・ガーソンさんから、国法協(日本国際法律家協会)の声明に対して、連帯のメッセージが届きました。

 沖縄の県民集会の写真を自由法曹団沖縄支部の方にデジカメで撮ってもらい、アメリカのガーソンさんにすぐ送ったところ、約一四時間後に開かれたニューヨークの集会でも沖縄集会の写真を紹介してくれたそうです。

 彼の集会の報告を読むと、日本に多くの米軍基地があることの異常さや、沖縄に押しつけてきた日本政府の態度がよくわかります。なお、全文は国法協の機関誌INTERJURISTにも載っています。

二〇〇九年一一月九日 ジョセフ・ガーソンさんからのメール

 私は、昨日(八日)の集会で、最初のスピーカーで、沖縄で当日先立って行われた集会の写真を見せ、新倉修さんから送られた、行動の目的や呼びかけの内容を読みあげました。

 私は、二五年前最初に日本に訪れた時アメリカがいまだ一〇〇以上の軍事基地を日本の沖縄から北海道まで、いまだ維持していることを知り、とてもショックを受けた(これは私たちアメリカ人にショックを与え続ける数字です)、と説明しました。

 日本、ヨーロッパ、中東、そしていまや中央アジアにある米軍基地は、ズビグネフ・ブレジンスキー(ジミー・カーターの国家安全保障アドバイザー)が書いた帝国の命令を実行する手助けをしていると説明しました。伝統的な地政学分析によって、彼は世界を支配するため、帝国はユーラシアを支配しなければならないと、主張しました。イギリスの島国を支配する伝統的な権力支配のあり方を継承しているアメリカにとって、これはユーラシアの西、南、東の境界の支配の維持を意味します。

 それから私はこの観点から、沖縄、日本の各地、韓国、フィリピンの米軍基地の役割を強調し、日本に基地を置き続けるため、一九六〇年の日米安全保障条約の改訂や継続を強制するために、アメリカはA級戦犯、岸を首相にすることさえした、と指摘しました。

 私はアメリカ独立宣言のことを参加者に思い出してもらいました。独立宣言は、ジョージ二世の“平和の時代に不正と略奪に関わった常備軍を維持する”という事実を引用して、植民地がイギリスからの独立をなぜ宣言しようとするのか、なぜイギリスに対して戦争をしようとするのか、を説明するものでした。

 それから私は、米軍基地がすべき一〇の理由という資料を配布しました。これは、今日の“不正と略奪”を説明しています。罰されることのない犯罪やセクシャルハラスメントから、実弾発車訓練、夜間離着陸訓練、環境汚染、国家主権をおとしめ、殺人的な戦争が行われる可能性を増大させる、ことまでです。

それから、民主党が選挙で勝った結果生じている最近の状況を説明しました。日本の民主党は、社会主義者から小澤や元自民党メンバーまで、アメリカの民主党よりもイデオロギーの範囲が広い政治同盟であると。鳩山政権は、日米安保を二国間同盟の基礎とし続けるべきだと繰り返し述べてきていますが、それはまた、一九五一年にアメリカが同盟を押し付けて以来、アメリカに両足を置いてきたことと対照的に、片足をアジアにもう片方をアメリカに置くことをも模索していると、説明しました。

 私は、日米の緊張関係にとって二つの重要な問題があると説明しました。一つ目の問題は、オバマ政権が主張しているようにSACO合意に従って、普天間基地を閉鎖し、その機能が辺野古に移転するかどうか、それとも、日本の民主党が主張していると思われる、普天間基地を閉鎖し辺野古基地を建設しないかどうか、という問題です。

 そして参加者は、私が二つ目の問題である、日米核密約について説明するとショックを受けました。日本は非核三原則がありながら、アメリカに沖縄と日本に核兵器の持ち込みを許した核密約問題を解決しなければなりません。

 私は、沖縄に焦点をあてて、米軍基地と軍隊が沖縄に駐留していることを言いました。日本に駐留している四万七千人の米兵のほとんどが沖縄に集中しています。

 沖縄の米軍基地の戦略的役割を図示したスライドを見せながら、私は、一九九六年からの物語を話しました。一九九六年私は沖縄に行き、太田知事に一九九五年の少女暴行事件や沖縄におけるその他の犯罪について謝罪を述べた何百もの署名を渡しました。

 沖縄に行ったあと、私は日本の防衛庁(防衛省になる前の)で、防衛白書の筆頭著者にインタビューをしました。インタビューの終りに、彼は私に沖縄で何を学んだのか質問してきましたので、答えました。彼の秘書は防衛庁の外まで送ってくれ、彼女は「私は沖縄の戦略的重要性がわかりました。しかし、もし私が沖縄に娘と住んでいたらとても怖いと思います」と言いました。私は、沖縄の人々に起こることを許してきたことに対する、日本の多くのエリートが持っている不名誉の感覚が横たわっていると思います、と付け加えました。

 そして私は、長い間の植民地にされ抑圧されてきた沖縄の歴史を伝えました。

 沖縄は、中国と朝貢関係にあった独立した王国で、日本と同様に、マレーシアと中国の影響を大きく受けたと説明しました。

 日本の二〇〇年の鎖国の間、沖縄は日本の世界への窓口としての役割を果たしたと説明しました。一八六〇年代に日本がアメリカの軍艦によって“開国”させられると沖縄の役割は不要になりました。一八七九年に日本は沖縄を征服し植民地化し、沖縄の方言を禁止して、日本名を名乗ることを強制し、沖縄を日本に統合しました。それはアメリカがプエルトリコに行なったのと同様でした。

 日本本土と沖縄の間には人種差別の問題があったこと、そして沖縄がどのように、一九四四年と四五年に人口の四分の一の代償を払って、天皇制のための時間稼ぎをしたかを説明しました。

 アメリカは、沖縄の人々をキャンプに集めた後に、以前日本軍の基地だったところ、それ以上の土地をアメリカが占有し、米軍基地を建設しました。そしてアメリカと日本政府が、一九五二年から沖縄を正式に軍事占領し続けることによって、日本本土におけるアメリカ軍隊の負担を軽くすることを、いかに共謀したかを話しました。 一方、日本本土の占領が終わったけれども、沖縄の人たちの望みが、一九七二年に基地が残るという本土復帰によって粉々に砕かれました。

 沖縄の米軍基地の戦略的役割をスライドで再び示しながら、冷戦期には、沖縄の米軍基地はソビエトと中国を封じ込めるために使われ、朝鮮戦争、東南アジア、中東への戦争と介入の時は米軍の出撃拠点として使われ、冷戦後は中央アジアを含みこれらの機能をいかに使い続けいているか、を説明しました。私は米軍基地はアメリカの核攻撃計画のため、米軍の訓練所として使われ、日本の再軍備を制限し(多くの方法で進んでいるが)、婉曲的に言うと「休憩とレクリエーション」のために使われていると説明しました。

 そして私は、名護平和委員会の大西照雄さんからもらったパワーポイントを見せました。そこには、私が作った地点が図示され、名護基地の建設に対する抵抗とその衝撃が図解されていました。

 質疑応答では、オバマ政権が持つ日米同盟の野望や、北朝鮮の核計画の危険性などなど、多くのポイントが触れられました。

 私たちは、集会参加者に、オバマ大統領に名護には移設せずに普天間基地を縮小する要求を受け入れるように手紙をホワイトハウスに書くことを訴えました。そしてこれは沖縄と日本から全ての米兵と基地を引き上げる文脈でなされるよう、力説していました。

 長くなってすみません。これがあなたの助けになればと願っています。

ジョセフ ガーソン



団通信はあなたを待ってます!

事務局長  杉 本   朗

 ご存知のとおり自由法曹団通信(団通信)は、毎月一日、一一日及び二一日の三回発行されています。自由法曹団と団員、団員と団員をつなぐツールとして、結構役に立っているのではないかと密かに自負しています。

 ところで、あまり知られていないことかもしれませんが、団通信には、いつでも誰でも原稿を投稿することが出来ます。また、誹謗中傷とか根拠のない非難など、社会通念上許容できないものを除けば、どんな内容であっても構いません。

 一部には、団通信は原稿を依頼された人が書くものだ、とか、団通信には社会的に意義のある問題を書かなければならない、とかお考えの方がいらっしゃるかもしれませんが、それは悪く言えば迷信、よく言えば都市伝説に過ぎません。

 広く他の団員に知って欲しい、よびかけたい、ちょっとつぶやいてみたい・・・そんなことがあったとき、ぜひあなたの原稿を、団通信に送って下さい。

 それだったらちょっと書いてみようかな、と思ったあなたのために、執筆要領をお教えします。

**団通信執筆要領**

テーマ:特にこれでなければというものはありません。

〆 切:これも特にありません。随時募集しております。

 参考までに申し上げますと、毎月四日までに届いた原稿は当月一一日号に、一四日までに届いた原稿は二一日号に、二四日までに届いた原は翌月一日号にそれぞれ掲載される、というのが大まかな目安です。集まった原稿の量などによって、多少の前後はあります。

入稿方法:基本的にメールにファイルを添付する形でお願いします。ファイル形式は、一太郎、ワード又はテキストです。送信先は、「jlaf@ca.mbn.or.jp」です。

字 数:一〇〇〇字から一五〇〇字程度でお願いします。二四〇〇字で見開き二頁になります。原則として長い原稿の分裁は勘弁して下さい。

HP掲載:原則として、自由法曹団のホームページに転載させていただきます。内輪の団通信に載せるのは構わないが誰でも見られるホームページへの転載は嫌だという方は、その旨付記して原稿をお送り下さい。

 さあ、あとは原稿を書くだけです。団通信はあなたを待ってます。



二〇〇九年一二月拡大常任幹事会のご案内

幹事長  鷲 見 賢 一 郎

 二〇〇九年一二月常任幹事会では、「法曹人口問題」、「国民の権利実現のための基盤整備」、「団の過疎対策と新人弁護士受入れ」等について議論しますので、団規約第八条六項後段「幹事ならびに団員は常任幹事会に出席し、意見を述べることができる。」に基づき拡大常任幹事会にします。

一 日 時 二〇〇九年一二月一九日(土)午後一〜五時
      (なお、右記「法曹人口問題」等は、午後一〜三時の間に議論します。)

二 場 所 団本部会議室

三 議 題 (1)法曹人口問題、国民の権利実現のための基盤整備、団の過疎対策と新人弁護士受入れ等
        (2)米軍普天間基地をめぐる問題
        (3)国会改革法と衆院比例定数削減反対の取組
        (4)非正規大量解雇阻止と労働者派遣法抜本改正の活動
        (5)裁判員裁判と捜査の全面可視化に関する取組
        (6)言論弾圧三事件に関する取組
        (7)その他



米軍普天間基地・辺野古調査と二〇一〇年一月拡大常任幹事会のご案内

幹事長  鷲 見 賢 一 郎

 二〇一〇年一月二四日(日)の名護市長選挙を前にして、全国から「沖縄の米軍普天間基地撤去、辺野古新基地建設反対のたたかい」を支援することが重要です。このような情勢のもと、一一月常任幹事会で、「一月一六日(土)の常任幹事会を拡大常任幹事会として沖縄県那覇市で開催し、その前日の一月一五日(金)から米軍普天間基地と辺野古調査を行うこと」を決定しました。計画の概要は、下記のとおりです。

 二〇一〇年は安保条約改定五〇周年の年です。米軍普天間基地撤去、辺野古新基地建設反対のたたかいは、これからの国政の焦点です。たたかいを発展させるためにも、被害を知り、現地に学ぶことが重要です。多数の団員・事務局が参加されることを呼びかけます。

◆行程・航空券等のご案内及び参加申込みについては、別紙同封のとおりです。団体便を設定しましたので、一二月二四日(木)までに、必ずFAXにて富士国際旅行社へお申し込みをお願いいたします。

 【富士国際旅行社】

  ・電 話〇三―三三五七―三三七七
  ・FAX〇三―三三五七―三三一七

一 米軍普天間基地・辺野古調査

 1 一月一五日(金)午後

    米軍普天間基地調査と宜野湾市訪問、名護市内宿泊

 2 一月一六日(土)午前

    辺野古調査と新基地建設に反対する人たちとの交流

二 拡大常任幹事会

 1 日時:一月一六日(土)午後一時〜五時

 2 場所:沖縄県那覇市松尾一―一九―一七
       TEL〇九八―八六六―五四〇一
       沖縄レインボーホテル

 3 議題

  (1)米軍普天間基地撤去、辺野古新基地建設反対のたたかい
  (辺野古新基地建設反対の運動をしている方からのお話しを聞く予定です。)
  (2)国会改革法と衆院比例定数削減反対の取組
  (3)非正規大量解雇阻止と労働者派遣法抜本改正の活動
  (4)裁判員裁判と捜査の全面可視化に関する取組
  (5)その他